2016/12/09

読譜力について


今一緒に勉強している生徒たちのうち数人はだんだんと読譜力が付いて、安心感が出てきました。楽譜に強い子は小さい頃はそうでもなくても、小学校高学年位からぐっと伸びる子が多いです。

読譜が不安な方は、譜読みをレッスンでしますが1曲仕上げるのにとても時間がかかります。目立つ注意が譜面に書いてありレッスンごとに直されても、楽譜を見ていないので何週も間違えたままだったり・・

逆に得意な方は、さほど難しくない曲は家で譜読みしてもらいますし、レッスンでは音楽の事に時間をたくさん使えます。読み間違えがあっても常に楽譜を見ているので注意に気付いてすぐに直す事ができます。
時間が少なくても効率の良い練習が出来て、1年で5,6倍の曲数を仕上げる事も可能です。
もちろん上手になりますよね。まさにいい事だらけ!

レッスンの中ではついてしつこく言ってるつもりですが、
読譜力を上げないと絶対に上手にはなりません。

時間はかかりますが、
譜読み =面倒で、大変なもの でなく、
《大変だけど新しい曲を知れる喜び》となっていければと思ってます。

ご家族さまにお家で練習のお手伝いをしていただく時も、
弾いて覚えさせるより、本人が楽譜を見る様に促していただけるとありがたいです。

2016/11/08

LONDON


先月、勉強も兼ねて1週間ロンドンに滞在しました。以前にパリから1泊だけ友人に会いに訪れたことがありますが、ほぼはじめてのロンドン。

久々の秋のヨーロッパということでコンサートも幾つか聴くことができました。
その中でWigmore Hallでのフランス人ピアニスト、フィリップ・カッサールPhilippe Cassardのコンサートへは、久々に会うロンドン留学中の生徒さん、現地で合流した生徒さんをお誘いして出かけました。
水をテーマ(水・雨・雪・霧・船・水の精など)にしたこのコンサート、ドビュッシー中心にラヴェル、リスト、ショパンなど組曲から抜粋した小品を、新たな組曲として再構築する様な?興味深いプログラミング。特にドビュッシーの演奏が良く、空気や他の音の境界線が溶け合い、洗練された響きの演奏で美しかったです。生徒さん達も馴染みがあり、弾いていたり、好きな曲も多く演奏されたのでとても喜んでくれて良かった。

近年、弾く、聴く、またレッスンするということを通して、以前に自分では気付かなかった、流動的な音楽のうつろいや響きの効果の大きさにドビュッシーの凄さを感じています。良く勉強し直さないと・・


ロンドンは気候も治安も良く、文化的にも楽しめるし過ごし易い街でした。
また近々ゆっくり出かけたいです。

Cassardのアンコールは月の光でした。





2016/09/29

ベートーヴェン

とあるお仕事で去年に引き続きベートーヴェンのスプリングソナタをさらっています。
古典の初期のヴァイオリンソナタは「ヴァイオリンの序奏を持つピアノのためのソナタ」という位置付けでピアノの比重が多いのですが、5番のこの曲辺りからやっと対等になったと言われています。ピアノもピアノソナタのように面白く、難しいのです。

以前ベートーヴェンのピアノ協奏曲・ピアノトリオ・ピアノソナタを同時に練習しなくてはならなかった時はどうしてこんなに大変なことになったのか・・という感じでした・・
1曲2.30分ですが、長さ以上に体力が要ります。
テクニックだけでも多少ゆるりとした変化があるロマン派の曲などとは対照的で強弱、静動の場面の切り替えがとてもはっきりしてシンプルなのにごまかしがきかない、特にその切り替え時に技術的な難所も多いと思います。
音楽自体が偉大なことは間違い無いです。

久々のベートーヴェンに筋肉痛の日々。
バッハやショパンのエチュードなどと共に、ベートーヴェンのソナタは試験やコンクールの課題になる事も多く、ピアノ弾きにとっては重要なレパートリー。
割と早い時期から勉強するのに、いつまでも難しい作曲家のひとりです。

ウィーンへ行った時に郊外のハイリゲンシュタットのベートーヴェンハウスへ行きました。
遺書を書いたとのことで有名なのですが、静かでとても良い所です。※写真は公式サイトより。

2016/07/19

送る会


長い間一緒に勉強している生徒3名が来月から、長野、佐賀、ロンドン!と揃ってお引越しのため一旦レッスンを卒業ということで、先日みんなで時間を合わせてうちで送別会をしました。はじめて会った頃にはなんと高校入学前だった子も成人して一緒にお酒を楽しめるように^^ ちょっと遅めのランチ予定が、終電まで・楽しい時間でした。

思えば、第1回目のコンサートにも出演した3人。(懐かしい・・!)中井でのレッスンからもう6年以上のお付き合いになるので、本当に寂しいです・・

3人ともピアノ歴も年齢も様々でしたが、普段の生活をしながらピアノの時間を作り、人生の転機もあったりと大変なことも多かったと思いますが、コンサートのたびに喜んだり落ち込んだりしながらそれぞれ頑張ってきました。
 
ピアノの上達にはとても時間がかかります。
レッスンする時に、この場所はこんな風に〜♪と弾いて教えてしまうのは実は一番簡単なのですが、本人が自分で考える理解へ導けるよう気をつけています。
自分の事を客観的に(理想は先生のように)見れる・聴ける様になる事で、レッスンから離れても練習しやすく他の曲に応用出来、その分ピアノと長く付き合いやすくなると思うからです。

3人ともコンサート毎に以前の演奏とは比べものにならない位他の人にもしっかりと見える形で上手になりましたが、ただそれだけでなく、考え方や楽譜の読み解き方の力も付いて音楽の本質にはずっと近づけたと思います。
長い間彼女達と真剣に向き合うことで、大人?だからこそ出来ることや勉強の仕方もたくさん見つけられて、私もたくさん勉強させてもらいました。何より人の変化していく姿を見るのは本当に嬉しいです。

これからもピアノが皆さんの生活を豊かにする趣味でありますように。
是非!弾き続けて下さいね!!



2016/07/09

リスボン・パリ


少し早い夏休みにずっと行ってみたかったポルトガル・リスボンへ。

ずっと天気も良く、思った通りののんびりとした良い街で、物価もお安いのでちょっと嬉しく、たくさん歩き、美味しいものも食べて楽しい旅でした。
特に魚介類が新鮮でとても美味しかったです!

その後はパリへ。この所色々あったので少し心配しましたが、
警察など街中に多いものの、いつも通りの懐かしいパリでした。
特に観光スポットなどへは出かけてないですが、デパートなどでも日本のツーリストはほとんど見かけなかったので、やはりとても減っている印象を受けました。


そして滞在中、両国で大盛り上がりだったユーロ2016。
試合中はレストランの人も、ホテルの人も仕事せずに笑 テレビに釘付けでした。
タクシーの運転手さんもラジオで観戦していたな・・
決勝はなんとポルトガルとフランスとのこと!楽しみです。

2016/04/12

エチュード考

 
生徒の曲を選ぶにあたって、自分の勉強してきた練習曲集(エチュード)を見返してみました。ツェルニー30番以降、40番、50番、モシュコフスキー15、20数字はそのまま曲数ですので、ここまでで155曲、ほとんど弾いた跡があります。
楽譜が見あたらないクラマー=ビューロ60もほとんど弾いてるはず。
途中平行してショパンのエチュードに入りました。(全部は弾いてませんが)

私でも、これらの曲を今から勉強しなさいと言われたら怯む量。
専門を目指す訳でない他に生活のある趣味の方にとっては、これだけ練習曲をこなすのは現実的でないと思います。あまり時間をかけずにうまくピアノと付き合っていく事も大事ですよね。

生徒で圧倒的に割合の多いレベルの、ツェルニー30番までの練習曲集を取り寄せて勉強中ですが、早速使えそうなものも見つかりました。

何かと嫌われがちなツェルニーですが、利点も沢山ある事に気付きます。
テクニックを強くする事は想像しやすいですが、構造がシンプルなので基本的な和声感覚、読譜力、音楽の先を予測する能力などが身につき、ツェルニーにはないような和声や音形を弾く時、より新鮮に感じる事が出来ます。
練習曲を勉強したからといってテクニックすべてに不安が無くなるという事は決してないですが、弾きたい曲を弾くための能力を短期間で習得する助けになるのものなのかなと思います。ツェルニー30番程度で弾ける曲は格段に広がります。


弾く機会はなかなかないかもしれませんが・・
他にエチュードといえば、他にロマン派以降の作曲家、ショパン、リスト、ドビュッシー、ラフマニノフなどが技巧的で華やかな演奏会用の練習曲集を残してます。



中でも一番有名なショパンのエチュード。革命、黒鍵、別れの曲・・など有名な曲も多く、音楽学校の入試やコンクールでも必須です。このポリーニのCDはほとんどのピアノ学生が持っているのでは?という名盤です。




2016/03/22

le Petit Concert 2016


3月20日に無事に今年のコンサートも終了しました。
早いものでatelier Plus+のコンサートも、もう5回目!
いつも支えていただいているご家族の皆様、ありがとうございます。
沢山のお客様にもご来場いただきまして本当に良いコンサートになりました。

音楽の勉強は数ヶ月、数週間と短い期間頑張った、というだけではなかなか身につきません。細かな事を丁寧に育てて、長い期間音楽と向き合い、1年前と比べてどう変わったかなという事をご家族様も私も客観的に見れる場だと思います。

聴きながら、今後一年間どういう事をしていったらいいかな?と考えてしまうのは先生だけかもしれませんが、演奏の中で、今出ている音、過去、未来と感じつつ
普通のコンサートでは無い部分だな〜と思いながら聴いていました。

本番前一ヶ月位はこちらも必死なのでお互いしんどい思いをしてレッスンしておりますが、それぞれみんな素敵な演奏だったと思います!

この経験を自信に、来年へのモチベーションに、繋げていって欲しいと思います。

atelier Plus+