2012/11/17

音のアルファベット

先日のレッスンの話題から・・

音の名前はドイツ語などで【Cド Dレ Eミ Fファ Gソ Aラ Hシ】とアルファベットで記しますが、この音(アルファベット)の組み合わせで尊敬する作曲家の名前や、好きな人の名前をモチーフにして作っている曲が沢山あります。


多くの作曲家の尊敬を集めるバッハですが、音にするとこうなります。

Bシ♭ Aラ Cド Hシ


このBACHのモチーフは、はじめにバッハ自身が作曲した『フーガの技法』でモチーフにし、後に多くの作曲家もテーマに使っています。

有名なところでは、リストの『バッハの名による幻想曲とフーガ』冒頭からのBACHテーマで、とても分かりやすいと思いますので聴いてみて下さい。
これはBACH、BACH、BACH!!と、ものすごいです・・

シューマンの『アベッグ変奏曲』や、ちょっと特殊ですがラヴェルの『ハイドンの名によるメヌエット』などもモチーフで名前が使われています。


楽譜はもちろん演奏する為のものですが、色々な意味や謎も隠されていたりしますので、読み解いて行くと暗号みたいで面白いですね。

2012/10/31

演奏月間&三茶のパリ


今月はアンサンブルのお仕事を色々いただいていました。
クラリネットの小さなコンサート、3人のフルーティストとお客様1000人程!の企業イベントでの演奏、そしてヴァイオリンを教えている友人夫婦の発表会の伴奏で・・と盛り沢山の充実した1ヶ月でした。

短い準備期間で、易しくはない曲をほぼ譜読みから30曲ほど準備したので、私にとってはなかなかハードな一ヶ月になりました。
肩周りがバリバリなので少し身体もメンテナンスしないとかも・・

合わせる楽器によって使うピアノの音も全然違うので、音の色が増える事を期待したいと思います^^

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トップの写真のステキなお店ですがパリ時代から仲良くしている友人が、
三軒茶屋に念願のレストランをオープンしました。
美人オーナーシェフが作る、とっても美味しいフランスの家庭料理とワインのお店です。

パリの街角にありそうな可愛くて居心地の良いお店で、早速のお気に入りに。
忙しい10月・・だったはずですが、10/7のオープン以来すでに3回も通っております笑 

元々彼女の作る美味しいお料理の大ファンで、フェットが毎回楽しみでしたが、
これで好きな時に食べに行けます♡おすすめ!

Nougatine ヌガチン
世田谷区三軒茶屋2-10-16

2012/08/09

ドビュッシー展



「ドビュッシー 、音楽と美術 ー印象派と象徴派のあいだで」を観に、ブリヂストン美術館へ出かけてきました。(オルセー、オランジュリー美術館共催)この前にはパリのオランジュリーで同じ展示をしており好評だったとの事。

ドビュッシーの生きた時代、音楽、美術、文学、舞台芸術がそれぞれ親密な関係にあったことが音楽家を通して良く理解出来る展示で、新鮮でした。同時代の印象派から象徴派の絵画はもちろん、アールヌーヴォー作品、浮世絵、「牧神の午後」の写真、ドビュッシーの直筆譜などなど、盛り沢山。好きな時代という事もあり、とても面白かったです。

「海」初版には、北斎

また、この時代のフランスでは日本の浮世絵や調度品が流行し、ジャポニズム(日本趣味・日本心酔)と呼ばれます。ドビュッシーのコレクションも展示されています。


「水の反映」などの直筆譜も。よく弾く曲なので感動。じっくり見てきました。

印象主義と呼ばれるのを嫌ったというドビュッシーの言葉より。
自分の脳髄を日光浴させたほうが良いのです。その神経素材が、まだ反射作用を受け入れられる間に花や瞬間的なものを見つめなさい。様々な印象を集めなさい。それらを急いで記譜してはいけません。なぜなら音楽には絵画に勝る美点があり、同一の様相の光彩的変化を一極集中できるからです。それは全く不十分にしか観察されてこなかった真理です。

ドビュッシーにとってのImageは視覚的ではなく、内的心象の反映とも言える?


そういえば、最近読んだドビュッシーの本
著者であり、ロン=ティボーコンクールの創始者で、彼女が生きた時代のラヴェルやドビュッシーの初演などを数多く行っている事も有名なピアニスト、マルグリット・ロンは実は私の先生の先生です。ドビュッシーとのレッスンの思い出が綴られ、作曲家の生の声、作品への想いを窺い知れる興味深い内容です。

少しはドビュッシー上手に弾けるかな笑

2012/07/25

ありがとうございました


森のテラスでのコンサートへお越しいただいた皆さま、どうもありがとうございました。

今回はじめての試みの「0歳からのコンサート」は、ほとんどクラシックの結構大人なプログラムだったのですが、1.2歳のお子様たち、身体を音楽に動かしたりしながら聴いてくれました^^ ご両親さまからは、なかなか小さな子供と一緒に聴くコンサートがないのでと喜んでいただき、私たちも嬉しかったです。

コンサート&ワークショップではコンサートの後に「風のモビール」作り。

皆さんかわいらしい作品が仕上がりました♡ お家に飾っても素敵ですね!

2回のコンサートとのことで少しハードではありましたが、お客様の温かい雰囲気の中、楽しく、気持ちよく演奏出来ました。ありがとうございました。

プレゼントもたくさんありがとうございました!

2012/07/16

フルートとレッスン


先週は、フルートの先生に今回のコンサートのメインとなるバッハのソナタを見ていただきました。

10年程ヨーロッパで勉強された先生で、双方のバランス、
モダン楽器で演奏するという事(バッハの時代はピアノはチェンバロ、フルートはフラウト・トラヴェルソという現代のとは別の楽器でした)そして、もちろんアーティキュレーションなど・・細かく、濃い、熱いレッスンで、とても勉強になりました。終わった後は二人でヘトヘトに・・
先生方のエネルギーには毎回圧倒されます。
ヨーロッパ時代のお話も沢山して下さいました^^

特に軽さを常に意識され、やはりその辺りはフランスの先生方とも共通していました。


そういえば、生徒さんに「先生もレッスン行くんですか?」って驚かれたのですが、
もちろん、なかなか気付けないこと、分からないこと、勉強しなくてはいけないことが山ほどありますよ〜

他の楽器と演奏してみて学ぶことも多いです。
それにしても、バッハはとても難しくて、とても面白いです。


atelier168

2012/06/25

森のテラス


先週末は、7/22コンサートする予定の森のテラスへ一緒に活動している美術の方、
今回一緒に演奏するフルーティストと打ち合わせへ行ってきました。

昨年に見学に行って以来ですが、緑がいっぱいでお天気も良かったので
窓をあけて、たくさんピアノを弾いて、気持ちよく幸せな気分でした。
普段、窓をあけてピアノを弾くなんてことないですから・・

会場で音を出してみて、なんとなくプログラムのイメージもまとまりました。
バッハ、とても会場に合いそうな雰囲気です♫


お問い合わせをいただいてました、大人の方の参加も出来る様になりましたので、
ご希望の方はお申し込み、お待ちしています^^



atelier168
美術の先生が今回作る風のモビールのイメージに触れています。
どんな作品が仕上がるかとても楽しみ。

木登りしたくなってしまうような木があります☆

2012/06/05

コンサート&ワークショップご案内


今年の夏のコンサート&ワークショップのご案内です。
今年は2つのプログラムがございます。
会場となる森のテラスは京王線の仙川駅より10分程です。
皆さまのご参加をお待ちしております!




0歳からのコンサート
ちいさなお子さまと一緒にお聞きいただけるフルート&ピアノのコンサート
クラシックを中心に、おとなもこども一緒に楽しめるプログラムです。

日時:2012722日(日)
開場 13:00  開演13:15
        
会場:森のテラス

料金:こども 3歳未満 無料・3歳から300
おとな 1000
森のテラス使用料250円を含みます

風のモービルを作ろう
コンサート&ワークショップ
音楽を聴き、光によって様々な色に変化する素材を使い、
風で動くモビールを作ります。

日時:2012722日(日)14:30

会場 :森のテラス

対象 :幼稚園生・小学生

参加費:2000円 付き添いの方500
森のテラス使用料250円を含みます


 −今週よりお教室でもご案内しています−

フランス

少し前のことですが、久しぶりにフランスに行ってきました。 まずはブルターニュ地方へ。その後パリではゆっくり過ごすことが出来ました。 コロナ前の2019年にプロヴァンスに行きましたが、なんとパリは5年ぶりでした。 パリではポリーニのリサイタルのチケットを取っていましたが、 ご本人の...