ショパンと言えば作曲中ほとんどがピアノ曲。
ピアノを知り尽くし、魅力的な曲を沢山書いておりピアニストにとってはなくてはならない作曲家です。
その生涯の長い時間をフランスで過ごしたショパンですが、侵略を繰り返された祖国ポーランドへの思いの強い曲を沢山残しています。中でもポロネーズとマズルカはポーランド舞曲を用いた楽曲で、特にマズルカは一番の多作(58曲)で作曲を始めた頃から亡くなる直前まで書かれています。
1849年39歳でパリで亡くなったショパンの遺体はパリのペール・ラシェーズ墓地に埋葬されますが、彼の心臓はお姉さんの手でポーランドに持ち帰られ、ワルシャワの聖十字架教会に納められています。
その強い想いが通じてかポーランド人には今なお、本当に愛されているショパン。
パリで同じアパートに住んでいたポーランド人が「ブラームスやモーツァルトも大好きだけど本当に自分の心を打つのはショパンの音楽だけだ」と言っており、実際ショパンを弾いて聴かせたところ涙を浮かべて感動してもらって、とても印象的でした。
話はそれますが・・
舞曲で主に使われる3拍子ですが、日本古来の音楽にはない拍子です(もちろんワルツも踊りませんが)ということもあってか舞曲は日本人の苦手と3拍子。
レッスンで見ていても3拍子苦手な方は多いです。
マズルカ、ポロネーズの他にもワルツ、タランテラ、ボレロなどと舞曲を沢山残しており、ショパンの理解にはなくてはならないものと感じます。